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  4. ストレスに対する感情コントロールは「抑制」ではなく「調整」を意識して

ストレスに対する感情コントロールは「抑制」ではなく「調整」を意識して

【2】上手に「感情のおなら」を出せる人はストレスに強い

自分の感情を認識し、その上で平常心に戻していくことは、意外と面倒なことです。そこで、感情に振り回されることが嫌だからと、感情そのものを消そうとする人もいます。実際、何も感じない方が効率的に仕事が進み、自分の精神的な負担も“一見”軽く感じられるでしょう。しかし、実はすごく危険なことなのです。

人はマイナスの感情を抑えると、なぜかプラスの感情にも影響が出ます。何をしていても楽しくなくなる、安らぎといった静かな感情に気づけなくなる、まさに「非人間」的なロボットと化してしまいます。抑圧された環境下でずっとその感情の抑制を行っていると、極端な場合は、心身症やうつなどの症状としても出てくることがあります。

そもそも「いつも冷静であろう」という非人間的な目標を持つのは現実的ではありません。むしろマイナス面のほうが大きいのです。「自分は怒ってはいない」という人ほど、自分の感情に無頓着で、暴力的だったり、モラハラ的だったりするのはよくある話です。人間に感情があることは当然のこと。それを認めた上で、内側にある感情を頭の中で言語化して自分の外側に取り出すことができれば「怒っている自分」「焦っている自分」を客観視することができ、それをマトリクス上に置いて眺めることもできます。

こうした感情を自分の外側に出してあげることを、私は「感情のおならを出す」と表現しています。それを我慢してずっとためてしまうと、ある日ちょっとしたことで爆発したり、身体の健康に影響が出たりしてしまいます。上手に感情を小出しにできることが、ストレスの多い環境を乗り切るためのコツともいえるでしょう。

不思議なことに、自分の感情を自分で認識すると、感情を客観的にみることができるため、すっと感情が薄れることに気づくはずです。それでもまだもやもやしているようならば、その場を外れて時間を置く、外に出て新鮮な空気を吸う、お茶を飲む、人と話すなど、平常心を取り戻す行動を自分で考えて試してみましょう。そのようにして、自分の気持を立て直す「定番の方法」を見つけておくといいですね。そして、平常心を取り戻したら、できればそのままにしておかず、改めてストレス源を取り除く建設的な解決策を考え、実行に移していくのです。たとえ小さなことでも、自分の感情を調整し、問題を解決できたことは成功体験として記憶され、リーダーとしての自信にもつながるでしょう。

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この記事の著者・著書

田中ウルヴェ 京

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