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リーダーとして、上司と部下の板挟みで苦しまないために

リーダーはチーム内をまとめるだけでなく、チームの代表として上層部や他部署など外部とのコミュニケーションを図るという重要な役割も担っています。そのため上司などから指示されたことをメンバーに受け入れてもらえず板挟みになることも少なくありません。時に上司の無理難題に理不尽な思いをすることもあるでしょう。厳しい折衝が続くとストレスも溜まり、他の仕事に支障が出てしまうこともあります。難しい局面を乗り越え、成果を出していくための心のもち方やストレス軽減法について伺いました。

【1】同じ目標に向かっていることを信じ「高潔さ」を大切にすること

見出しを読んで、「そんな正論いわれても」と思う人もいるでしょう(笑)。同時に、実際に現場を任されていて、何十年もリーダーとしての様々な経験を積み重ねてきた人であれば、「そうなんだよね、しょせん当たり前のことをどうやって信じ続けるかだよね」と思う人もいるでしょう。「当たり前のことで、頭では分かっていることを行動し続ける」って、簡単なのに大変ですよね。

上と下の板挟みという話は、ビジネスパーソンからよく伺うことであり、深刻な悩みです。スポーツの世界でも選手・監督・協会という構造の中で、監督が同様の悩みを抱えることが少なくありません。監督は「チームとして」の成果と教育としてあるべき姿の両面を目標として担いますが、協会はその上の「競技として」の普及、育成、強化といった広義な目標達成も担っています。階層は異なるとしても、いずれも同じ方向を向いて成果を出そうと努力しており、思いは同じな「はず」です。

もし、チームとして相容れない指示が出されたとしても、上司は全体の成果を見て「よかれ」と思ってのことなのだ、と、まずは、その目線で事実を見ようとしてみましょう。自分の「見えている事実は狭く細かいはずだ」と意識的にとらえてみるのです。たとえどんなに不信感があっても、まずはいったん自分の「見えている事実」に疑いを持つことが大事です。

それはなぜか。多くの場合、自分の「考え方の癖」が影響していることが多いからです。「いつもこうなんだよ」「どうせ部下のことは考えていない」「上司は部下の利益を優先すべきだ」というセルフトーク(独り言)が自分の心の中にないでしょうか。まずはそれに気づくことから始めましょう。

その上で、上と下との板挟みになった場合の行動として、最も気をつけたいのが「上にも下にも相手の悪口は言わないこと」です。三者のコミュニケーションの中でも、どちらかにどちらかの悪口をいうことは最も簡単で、かつ効率的に味方を作る方法ですが、破綻した時のリスクは絶大です。いわば「天につばを吐く」ようなもの。どちらに対しても嘘をついていることになり、それはあなた自身の心にも行動にも悪い影響を与えます。

そこで大切にしたいのが「高潔であること=インテグリティ」です。どういう意味でしょうか。諸外国では、子供達に分かりやすく伝える時に、インテグリティとは、「自分の言ったことと行動が伴っていること」と説明したりします。インテグリティを社訓にしているグローバル企業は多いですが、長期に亘って信頼関係を継続していくためには大変重要な要素です。そもそも「嘘をつかない」ということなのですが、効率性を重んじ「嘘も方便」がまかり通りかねない現代において、なかなか貫くのは難しいことでもあります。

どんな仕事や事業も「短期間だけ成果が出ればいい」というものではないことは頭では理解しているでしょう。成果を出し続けるには信頼関係が何よりも大切。リーダーこそが、視座を上げたり下げたりして、効率性よりも高潔さを意識するべき理由はそこにあります。

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