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“お地蔵さん”と呼ばれた私が一人前の営業になるまでの軌跡

【4】女性は自身がロールモデルになるべし!自分の人生をどう設計するのか

朝田氏顔写真

当時はご自身のロールモデルになる人はいましたか。

ロールモデルがいないと嘆いている女性は少なくありませんが、私自身はロールモデルが欲しいと思ったことはありません。男性も含めて先輩がやっていることを自分なりの方法にアレンジすればいいわけです。
しゃべりが下手ならとにかく相手の話を聞く、口頭で伝えられないなら手紙を書く、人が1回で仲良くなれるのであれば、私は3回かけて仲良くなる、そういった自分なりの方法で行っていけばいいのです。
ただ、不器用な私が人と同じやり方ではうまくいかないため、不器用なりにどう売るのかを常に考えていました。

女性の中には、社内に素敵な先輩がいない方も。そんな方はどうすればよいとお考えですか。

「自分自身がロールモデルになればいい」とよく女性研修でお伝えしています。
少なくとも目の前にお客様がいて、そのお客様にものすごく勉強させてもらった。私のために厳しいことも言ってくれたし、機会も与えていただくことができました。お客様が何を望んでいて、何を持っていくとOKを出してくれるのか、それこそが教科書みたいなものです。
素敵な先輩が社内にいないのはさみしいことかもしれませんが、自分の周囲から学ぼうと思えば、いかようとも学べるし、自分が仕掛け人として素敵な先輩になることが大事なんじゃないでしょうか。

朝田氏顔写真
写真は、子育てしながらも働き続けていた頃

女性ならではの実感でいけば、私自身は結婚して子どもに恵まれ、子育てしながら今日までやってきました。それを経験すると、仕事って簡単だなと正直思うことがあります。
仕事は基本的に計画が立てられるし、タスクとしてやっていけば回せるもの。
自分がデザインして何とかできるのが仕事ですが、子どもは全く言うことを聞きませんし、デザインしてどうにかなるものでもない。

仕事とプライベートという考え方というよりは、もっと包括的にナチュラルに自分の人生を見ることが重要です。だれかをヒントにはできても、だれかと同じようには生きられない。だったら、自分の生き方そのものをロールモデルとして考えればいい。
環境は自分で作っていくことができるはず、設計図は自分の中にあります。

最後に営業の先輩としてアドバイスをお願いします。

結婚や出産、子育て、介護、異動や転職まで、いろんなことが人生には起こります。
自分はやっていけるんだろうか? 私はこの程度で十分、無意識にそんな思いを持つことは誰にもある。起きる前から不安になってしまう状況を“先取り不安”と言い、特に女性はその傾向が強いと言われています。
何かをやる前から怖がっていてはもったいない。仕事だっていろいろなトラブルが突発的に起こるはず。何か起こればその都度判断し、対応していけばいいだけのこと。
営業で今売れてなくても、今後も売れないわけではありません。問題を解決する力があれば、人生も切り開いていけるはずです。

どんなことにも、絶対やりようはある。その時に大事なのは、「選択できる」「選択した」と思えるかどうか。
自分の人生を誰かにゆだねるような考え方ではなく、“結婚することを私が選んだ”“この仕事をやることを自分で決めた”など、自分に起きる出来事は自分の意志であると思えば、人生楽しい。誰かの人生じゃなくて自分の人生ですから。
逆説的に言えば私は、選んだらそれを正解にしてしまおう、といつも思っています(笑)。

大変参考になりました。ありがとうございました。

文:酒井洋和  写真:編集部

この記事の情報は公開時点のものです。

この記事のインタビュイー・著書

朝田思乃

早稲田大学 教育学部卒業後、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。立ち上げ時の通信事業で新規開拓営業を学ぶ。2003年に退職したのちは、病院コンサル・転職斡旋・子どものリーダーシップ開発など、ベンチャー3社で事業推進マネジメントに従事。2008年に株式会社プロビーダを設立、「人は仕事を通じて成長する・誰でもやればできる」の経験から、リーダーシップや組織開発のコーチングをはじめ、コミュニケーションスキルを中心に企業研修を手掛けている。