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「君は人を愛せていない」社長に看破された一言…自分や仲間と実直に向き合い「行動」する学び

評価
「君は人を愛せていない」社長に看破された一言…自分や仲間と実直に向き合い「行動」する学び

独自開発のメソッドを武器に、組織変革や人材開発のコンサルティング分野で急成長を続ける株式会社リンクアンドモチベーション(以下、リンクアンドモチベーション)。
同社において異例のスピード出世を果たし、現在は取締役としての重責を担う川内正直氏は、これまで様々な経験や紆余曲折を経ながらビジネスパーソン、営業パーソンとしてのスキルを磨いてきたと言います。
そんな同氏に、これまでのキャリアを振り返ってもらいながら、若手営業パーソンのキャリア形成に役立つ様々なお話を聞かせていただきました。

【1】「不思議な力」の正体を追い求めて組織人事コンサルティングの道へ

まずは、これまでのキャリアを簡単に教えて下さい。

大学を卒業後、新卒でリンクアンドモチベーションに入社しました。まずは企業の採用活動コンサルティングを担当する部署に配属されて、半年後に当時立ち上がったばかりの大阪拠点に異動して、そこから西日本エリアの事業拡大に取り組みました。
そして、管理職になって1年後に新設された営業チームのマネージャーになり、4年半ほど営業活動に集中的に取り組んだ後、事業部長、カンパニー長とグループ会社の役員などを務めました。その後2014年に大阪から東京本社に異動になり、現在は大手企業向け事業を管轄する部門の本部長を務めています。

そもそもリンクアンドモチベーションに入社したきっかけは何だったのでしょうか。

中学の部活でバレーボールをやっていたのですが、入部当初は弱小チームで、部員は皆身長が低く、指導者もろくにいないような状態だったのですね。それでも、部員同士で自主的に情報を集めて練習方法を考えたり、互いに密にコミュニケーションを取りながら練習に励んだ結果、最後に出場した大会で何と優勝できたんです。
その時に大会の主催者から、「このチームには目に見えない不思議な力が働いていたような気がする」というコメントをいただいて、それ以来ずっと「あの時働いていた“不思議な力”とは、一体何だったのだろう?」と気になっていました。
それを追求するために大学では心理学を専攻し、そして卒業後の進路も組織マネジメントを専門に扱う弊社を選ぶことになりました。

これまでのキャリアの中で、特に苦労した経験や、印象に残っている出来事などがあれば教えて下さい。

入社前に行われた内定者研修のことは、今でも強烈に印象に残っています。
内定者を2グループに分けて、架空の顧客に対して各チームで提案を行い、受注できるかを競うという研修だったのですが、私が所属していたチームは途中まで圧倒的にリードしていたにもかかわらず、最終プレゼンで相手チームに負けてしまったんです。

絶対に勝てると思っていただけに猛烈に悔しかったのですが、その時、講評者に指摘された「最終的なアウトプットで決めた」「プレゼン前の最後の打合せからの変化が大きかった方を勝ちとした」という2つのポイントが、原体験として私の中に強く刻み込まれました。
入社後もこの2つを常に肝に銘じていましたし、そのおかげで結果も出せるようになりました。営業マネージャーとして、コンペなどに参加して提案をする際にも、その時のことがふっと思い出されます。
実は大きなコンペでは、ほとんど負けたことがありません。それは、しっかりとしたアウトプットを出すことはもちろんですが、最終のプレゼンでは、コンペで事前に提出した提案とガラッと変えて、ある種、顧客の期待や想像を超える更なる提案ができているからだと思っています。

川内さん顔写真

もう1つ、入社2年目に自社の新卒採用活動を担当した際の経験も、その後の自分のキャリア形成を決定的に方向付けた出来事でした。
お恥ずかしい話ですが、採用面接中に一瞬だけ居眠りをしてしまい、そのことを学生が弊社の広報窓口にクレームを入れたのです。しかも当時の採用活動の責任者は、弊社の創業社長。もう最悪でしたね(笑)。
でも社長に「もう一度チャンスを下さい」と必死に訴えた結果、ありがいことに「どんな場でも自分は常に会社の代表だと思え」「君は人を愛せていない。君が人を真に愛せるようになるまで、何度でもチャンスを与えよう」と叱咤激励をいただきました。

当時の私は、自分の弱い部分と向き合えずに、変に意地を張ったり、弱みを周囲に見せないようにしていました。
しかし、「君は人を愛せていない」という社長の一言で看破された後は、自身の弱い部分ともきちんと向き合い、素直に周囲の人々の声に耳を傾けたり、他人のいい部分を見習い、意識的に自分の行動を変えることを心掛けるようになりました。

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