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入社2年目でマネージャーに抜擢された女性がたどる軌跡と葛藤

【3】体験的な楽しさをチームで醸成…目指す理想のチーム像

簑田さん写真

メンバーからマネージャーに昇格し、今は局長というお立場です。立場が変わることでの視点の違いってどんなところにありますか。

当然ですが、会社の業績に対して責任を負っているというのは、これまで以上に自覚するようになりました。
我々のチームとして達成すべき数字があり、それが決算に直接影響するわけです。そうなれば、いろいろなリカバリープランも日々考えながら組み立てておかないといけません。
その点は、マネジメントをするようになって、否が応でも意識するようになりました。数字が足りないから自分で新規営業に行ってくる、というわけにもいきませんので、最初からリカバリープランも含めてきちんと計画しておくという視点は必要だと思います。

簑田さんの下で働きたい、頑張りたいと思ってもらえるように意識していること、取り組んでいることはありますか。

それは今も絶賛工夫中というか(笑)。一番の悩みどころではありますが、基本はチームとしてモチベーションが上がるポイントと個人でモチベーションが上がるポイントをうまく全員で作っていくことでしょうか。
どうしてもチームの場合は数字だけになりがちですが、それがどの業界の数字なのか、どうアプローチした結果の数字なのかといった、数字に意味を持たせて盛り上げることも。
個人にスポットライトを当てられるよう、「活性化はお願い」「この業界は君に任せる」といった個人の役割をきっちり設定することも大切です。今の仕事とは、かけ離れていても将来やりたいことがあれば、それにも寄り添った上で、今のミッションや目標を考えるということも大事だと思っています。

簑田さんが目指すチームの姿とはどんなものでしょうか。

実は学生時代に日本一を目指すという目標を掲げていた体育会系のサッカーサークルでマネージャーをしていました。早朝に週3回集まって練習して日々トレーニングをするといった、本当に情熱をもってサッカーに取り組んでいるサークルでしたが、私がやることは、ボール拾い・タイムキーパーといった地味なことばかり。
でも私自身のやることが地味でも、日本一を目指す姿勢とその熱量に共感し、一体となってチームと一緒に達成していくことがとても楽しかった。ご飯を食べておいしいと感じる“快楽的な”楽しさと、チームが勝ってうれしいと感じたり、何かを成し遂げて得られる“体験的な”楽しさはやっぱり違います。快楽的には楽しくないものでも、体験的な楽しさを目指すことで、大きなものを得ることができました。
この体験が、今のチームづくりに生きている気がします。仕事では、足元の業務を見ても、地味で楽しくない事の方が多いと思います。その中でも、その先の未来や得られるものを想像して、楽しいと感じることができますし、チームとしても、一体感を醸成しながら達成していくことの楽しさが体感できる、そんなチームを作っていきたいですね。

女性の管理職ならではの苦労はありますか。

女性だから、というのは特段ないですが、私も「全部やらなきゃ」と思っていた時期は精神的にも大変だと感じる事が多かったと思います。女性だけではありませんが、きちんと抜きどころを持っていないと難しいのかなと思っています。
女性で管理職になる人はとにかく責任感が強く、必要以上に頑張ってしまう。そうなるとつぶれてしまうので、すべて完璧にしなくていいというのは自戒していますし、これから管理職を目指す女性へのアドバイスとも言えますね。

貴重なお話、ありがとうございました。

文:酒井洋和 撮影:山本中

この記事の情報は公開時点のものです。

この記事のインタビュイー・著書

簑田 咲

早稲田大学社会学部を卒業後、新卒でサイバーエージェントへ入社。営業職を希望し、インターネット広告事業本部にて営業として従事、その年の10月にはリスティング広告専門の営業部が立ち上がり、その部署へ移動。大型EC案件のコンペを勝ち取ったことで評価され、入社2年目の10月にマネージャーに大抜擢。現在は15人ほどのメンバーをマネジメントする第2営業本部 1局局長として活躍。