フィジビリティスタディの意味
新規事業などの実現可能性を事前に調査して検討すること。

フィジビリティスタディの意味をもう少し詳しく!
時に「F/S」と表記されることもある「フィジビリティスタディ(feasibility study)」。
「費用対効果調査」「実行可能性の研究」「投資調査」「採算性調査」などと訳される。要はそのプロジェクトが実現可能かどうかを判断するために予備的に様々なことを調査するわけだ。
プロジェクトの計画段階に、そのプロジェクトに関わる法制や規制、技術動向や自然環境、社会情勢のようなマクロ的視点での調査を行うほか、業界動向や市場動向、競合相手の動向といった環境面の調査、さらに技術開発計画や販売計画、採算性、業務面やシステム面での実現性といったより具体的な調査を行う。
これら複数の視点の調査によってプロジェクトが実現可能であるかを検証して意志決定を行う。
実現が難しいという判断が下されれば、より実現可能なプロジェクトの代替案を模索したり、プロジェクトの進行を止めたりといったこととなる。フィジビリティスタディの期間はプロジェクトの規模や種類によって異なり、数週間から数年に及ぶこともある。
営業パーソンとして人生のフィジビリティスタディも重要だが、あまり熱心に調査を進めると八方塞がりになることもあるから、時には行き当たりばったり、成り行き任せの判断も必要かもしれない……。
文:二瓶朗 イラスト:室木おすし
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